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百条委員会設置の取り下げに抗議する
百条委員会設置の取り下げに抗議する


2013年12月20日
日本共産党東京都議会議員団
幹事長 大山とも子


 本日行われた議会運営委員会で、わが党は、百条委員会を設置し、真相解明につとめるべきと主張しました。ところが、百条委員会を設置するための臨時議会の招集を撤回し、百条委員会を設置しないことを、自民、公明、民主、みんな、ネットの賛成で可決したことは、都議会として真相解明を放棄するものであり、許されません。


 そもそも、議会運営委員会で百条委員会の設置を決めたのは、総務委員会における質疑では猪瀬知事が発言を二転三転し、真実を発言しようとする立場がまったくなかったうえ、提出資料も核心にかかわる問題の多くが黒塗りだったからでした。当初からわが党が指摘していたように、強制力のない委員会では、真相解明ができないことが明確になったからこそ、都議会が一致して百条委員会設置を決めたはずです。
 実際、知事の辞任表明の記者会見でも、「自分は説明責任を果たすべく努力したつもりだ」と述べ居直っているのです。議会運営委員会で百条委員会設置を決めて以降、新たな真相は何ひとつ解明されていません。知事は百条委員会で、真実が明らかにされることを恐れて辞任するものと言わざるをえません。
 今回の問題は、知事が辞任すれば終わりという問題ではありません。清潔、公正であるべき都政の基本にかかわる問題です。二度と都政において今回のような法および職員規律に抵触する問題を発生させないために、真実を明らかにすることはかかせません。都議会は真相解明に全力をつくすべきです。


 自民党は、設置を決めたときから知事の辞意表明など状況が変わったことを理由に、臨時議会招集を取り下げることを提案しました。
 議運委員長は、百条委員会の名称が「『東京都知事猪瀬直樹君』と徳田毅氏との金銭授受等に関する調査特別委員会」になっていることを理由に招集を取り下げると述べました。名称だけの問題であるならば、名称を変えることを合意すればよいことです。各党の態度は、都民が願う真相解明に背をむけ、都議会の責任を放棄するものです。


 私たちは、理事会のやりとりの中で厳重に抗議し、さらなる発言を求めましたが、多数が招集撤回に賛成であることを理由に発言さえ封じる暴挙に出ました。私たちは続いて開かれる議会運営委員会で発言することを述べましたが、これさえも、各会派が一致して「必要ない」として封じました。委員会での委員の発言を封じることは、言論の府である議会で議員の権利をふみにじり、議会制民主主義を破壊するものにほかなりません。


今後も真相解明のため全力つくします
 徳洲会からの猪瀬知事への5千万円資金提供問題の真相を解明し都民の前に明らかにすることは、都議会としての責任です。わが党は真相解明のために引き続き全力をつくします。


以 上


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