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質問・条例提案

2024.03.28

文書質問 シルバーパスのコミュニティバスでの利用と東京都の支援について 清水とし子(日野市選出)

 2024年第1回定例会で以下の文書質問を提出しました。

質問事項
一 シルバーパスのコミュニティバスでの利用と東京都の支援について

令和6年第一回都議会定例会
文書質問趣意書
提出者 清水とし子

質問事項
シルバーパスのコミュニティバスでの利用と東京都の支援について

答弁
シルバーパスのコミュニティバスでの利用と東京都の支援について


一 シルバーパスのコミュニティバスでの利用と東京都の支援について
Q1 シルバーパスは、買い物や通院など、高齢者の生活に欠かせません。
 都の調査でも、幅広い世代から評価されています。
 都は、シルバーパスの重要性をどう認識していますか。
Q2 コミュニティバスのうち、シルバーパスが利用できる路線は、どのようなものですか。
Q3 コミュニティバスのうち、シルバーパスが使える路線、使えない路線はそれぞれいくつありますか。
Q4 コミュニティバスのうち、シルバーパスが使える路線に対して、都はシルバーパスの運賃補償をしていますか。
 都は2023年10月20日各会計決算特別委員会第2分科会で、「コミュニティバスのうち、一般のバス路線と同等の運賃を設定しているものについて、区市町村とバス事業者の協議が調った場合は、シルバーパスで乗車できるようになっております」と答弁しています。
 この「協議」について、第46回日野市地域公共交通会議で日野市は「日野市と京王バスさんとの間での協議とは何かということになります。それはずばり費用負担の協議ということになります。
 市が新規にミニバス路線を導入する場合に、日野市が京王バスさんに対して、東京都から入らないシルバーパス補償金分を補填すれば、ミニバスの新規路線にシルバーパスが使えるようになるということになります。」と述べています。
Q5 都は、自治体とバス事業者の「協議」が、費用負担の協議であるという実情を把握していますか。
 さらに、同会議では、バス事業者が「使えるようにすることは簡単なんですけれども、それは正直かなりの額になります。日野市さんにとってもそうであると思いますし、仮に日野市さんが負担できないということであれば当社になりますけれども、とても負担できる範囲の金額ではないということで、実質的には使えるように出来ないという状況になっていると思います。」と述べています。
Q6 都は、市やバス事業者がシルバーパスの運賃補償相当分を負担することは難しいという実態は把握していますか。コミュニティバスに対しても、都が運賃補償をすべきと考えますが、いかがですか。


令和6年第一回都議会定例会
清水とし子議員の文書質問に対する答弁書

質問事項
一 シルバーパスのコミュニティバスでの利用と東京都の支援について
シルバーパスは、買い物や通院など、高齢者の生活に欠かせない。都の調査でも、幅広い世代から評価されている。都は、シルバーパスの重要性をどう認識しているか伺う。
回答
 シルバーパス制度は、高齢者の社会参加を助長し、もって高齢者の福祉の向上を図ることを目的としています。
 現在、多くの高齢者がシルバーパスの発行を受けて、社会参加と生きがいの活動に活用されていると認識しています。

質問事項
一の2 コミュニティバスのうち、シルバーパスが利用できる路線は、どのようなものか伺う。
回答
 コミュニティバスのうち、一般のバス路線と同等の運賃を設定しているものについて区市町村とバス事業者の協議が調った場合は、シルバーパスで乗車できるようになっています。

質問事項
一の3 コミュニティバスのうち、シルバーパスが使える路線、使えない路線はそれぞれいくつあるか伺う。
回答
 令和2年10月現在、コミュニティバスが一般路線バスと同等の運賃を設定している路線のうち、利用が可能な路線は83路線で、利用できない路線は14路線です。

質問事項
一の4 コミュニティバスのうち、シルバーパスが使える路線に対して、都はシルバーパスの運賃補償をしているか伺う。
回答
 都は、東京都シルバーパス条例等に基づき、指定団体である一般社団法人東京バス協会に対し、パスの発行枚数に応じた利用者運賃補助経費等を補助しています。
 なお、バス事業者に対する支援は、条例施行規則において指定団体の業務としています。

質問事項
一の5 都は、自治体とバス事業者の「協議」が、費用負担の協議であるという実情を把握しているか伺う。
回答
 都は、コミュニティバスに関して区市町村とバス事業者が行っている具体的な協議の内容については承知していません。

質問事項
一の6 都は、市やバス事業者がシルバーパスの運賃補償相当分を負担することは難しいという実態は把握しているか。コミュニティバスに対しても、都が運賃補償をすべきと考えるが、見解を伺う。
回答
 コミュニティバスは、交通手段の少ない地域の解消や公共施設などへの移動手段の確保のため、区市町村とバス事業者が協定を締結し、運行されています。
 コミュニティバスのうち、一般のバス路線と同等の運賃を設定しているものについて区市町村とバス事業者の協議が調った場合は、シルバーパスで乗車できるようになっています。