主な活動

2018年第3回定例会に提出した文書質問


2018年第3回都議会定例会
文書質問趣意書
提出者 尾崎あや子

質問事項
一 TOKYOチャレンジネットについて
二 豊洲市場水産仲卸売場棟の北側にあるマンホールの噴出について

一 TOKYOチャレンジネットについて

 東京都福祉保健局は昨年「住居喪失不安定就労者等の実態に関する調査」を実施しました。このなかで、住居を喪失するに至った理由として、「仕事をやめて家賃などを払えなくなった」、「なりそうなため」と答えたのが、全体で32.9%でした。不安定就労者では、33.7%と高く、正社員でも26.7%と高いことが明らかになりました。しかも、「仕事をやめて寮や住み込み先を出た(出ることになりそうな)ため」と答えたのは、不安定就労者の21.6%でした。このことは、仕事がなくなれば住居を失う可能性が大きいことを示しています。
 「住居喪失不安定就労者等の実態に関する調査」は、東京都の雇用・福祉施策を考える上で大変重要な資料だと痛感しました。
 住まいが喪失した人や喪失しそうな方々が相談できる窓口としてTOKYOチャレンジネットの取り組みはますます求められると思います。そこで、TOKYOチャレンジネットについて伺います。

Q1 TOKYOチャレンジネットの取り組みについて伺います。

Q2 相談件数、就労支援、一時住宅への入所者数などの実績について伺います。

Q3 介護研修について、研修参加者数、資格取得者数、介護職への就職などの実績について伺います。

Q4 一時住宅は、都内に何か所・何部屋ありますか。

Q5 一時住宅は、民間住宅や都営住宅などを借り上げていると聞きましたが、借り上げる費用はどこが負担しているのですか。

Q6 一時住宅の管理はどこが行っていますか。また、管理費用はどのくらいかかりますか。

Q7 TOKYOチャレンジネットは、委託事業になっていますが、2015年度、2016年度、2017年度の予算額と決算額はどうなっていますか。

Q8 2018年度の予算額はいくらですか。

Q9 事業委託先はどのようにして決めるのですか。2011年度、2014年度、2017年度は、何者(事業者)から応募がありましたか。

Q10 2017年度は、応募が1者(事業者)だということですが、1者である場合は、もう一度公募して複数の公募事業者から委託先を決めるべきですが、いかがですか。

二 豊洲市場水産仲卸売場棟の北側にあるマンホールの噴出について

 豊洲市場の水産仲卸売場棟の北側にあるマンホールから水が噴出し、インターネット動画(9月23日)が発信され「どうなっているのか」と大問題になりました。
 9月10日、農水省の認可がおりましたが、認可されても食の安全・安心の問題、市場業者との合意の問題など何も解決していません。それどころか、水産仲卸売場棟の北側バースなど11箇所のひび割れ「地盤沈下」が起こり、今回のマンホールからの水の噴出など、10月11日の開場日を前に、あらたな問題が次々と起こっています。
 開場後もどうなるのか心配です。今、きちんと調査し市場業者や都民に丁寧に説明することが求められています。事実の確認のためにいくつか質問します。

Q1 水産仲卸売場棟の北側にあるマンホールから地下水があふれたのは、いつですか。

Q2 マンホールからの水の噴出の原因は、何ですか。

Q3 マンホールからの水の噴出は、初めてですか。

Q4 あふれた水は、どのような水ですか。

Q5 「付着物」とは何ですか。

Q6 あふれた水の水質調査は行ったのですか。

Q7 水は排水溝に流れたようですが、どのように処理したのですか。

尾崎あや子議員の文書質問に対する答弁書

一 TOKYOチャレンジネットについて

A1 都は、平成20年度から、住居を失いインターネットカフェなどで寝泊まりしながら不安定な就労をしている方を対象に、支援拠点であるTOKYOチャレンジネットを設置して、生活、居住、就労に関する相談援助や一時的な住宅の提供、資金貸付、資格取得支援などの総合的な支援を行っています。

A2 平成29年度のTOKYOチャレンジネットの実績は、以下のとおりです。
 相談支援では、来所による相談件数は延べ7,569件であり、継続的な相談のための登録を行った方は987人となっています。
 就労支援では、就労相談件数は延べ2,464件、職業紹介件数は延べ334件であり、紹介後の採用者数は259人となっています。
 居住支援では、住居を喪失した方に提供している一時利用住宅の利用者数は397人となっています。

A3 都は、TOKYOチャレンジネットで、介護職場での就職を目指す離職者等に対し、介護職初任者研修を無料で実施しています。
 平成29年度の介護職初任者研修の受講者数は109人、研修修了者数は84人であり、研修修了者のうち介護職場への就職者数は76人です。

A4 民間アパート等を借り上げて、住居を喪失した方に原則3か月間を限度として提供している一時利用住宅は、平成30年10月現在、都内に67か所、100部屋を確保しています。

A5 一時利用住宅の借上げ費用は、都が負担しています。

A6 一時利用住宅は、都が委託している事業者が借り上げて管理しています。賃料以外のクリーニングに係る費用や修繕費などの管理費用は、平成29年度実績で約2,531万円です。

A7 TOKYOチャレンジネット(住居喪失不安定就労者・離職者等サポート事業)の当初予算額は、平成27年度(2015年度)約6億2,344万円、平成28年度(2016年度)約6億7,685万円、平成29年度(2017年度)約6億4,630万円であり、決算額は、平成27年度約4億9,384万円、平成28年度約5億2,827万円、平成29年度約5億2,400万円です。

A8 TOKYOチャレンジネット(住居喪失不安定就労者・離職者等サポート事業)の平成30年度(2018年度)の当初予算額は、約5億9,473万円です。

A9 TOKYOチャレンジネットの事業者選定に当たっては、都のホームページで事業者を募集し、応募があった事業者の中で、企画提案方式により、選定を行っています。
 平成23年度(2011年度)、平成26年度(2014年度)、平成29年度(2017年度)ともに、1事業者から応募がありました。

A10 TOKYOチャレンジネットの委託事業者は、運営事業者選定委員会設置要綱に基づいて、外部委員を含めた選定委員会による審査を踏まえて適切に事業者を選定しています。

二 豊洲市場水産仲卸売場棟の北側にあるマンホールの噴出について

A1 豊洲市場水産仲卸売場棟の北側積込場にある、地下水管理システムのマンホールからいっ水があったのは、平成30年9月23日午後2時30分頃です。

A2 地下水管理システムの各揚水井戸から揚水された地下水は、場内に敷設されている送水管に集められ、排水施設棟へ送水されています。
 送水管内に空気が溜まった場合、水の流れを阻害する可能性があることから、送水管には管内の空気だけを排出するための空気弁が設けられています。
 今回の事象は、送水管の内側の付着物が、この空気弁に挟まったことにより、送水管内の水もあふれ出たものと認識しています。

A3 マンホールからのいっ水は平成30年9月23日に発生しましたが、その4日前の同月19日に、開場に先立つメンテナンスの一環として、6街区において、地下水管理システムの送水管の清掃を実施しました。
 今回の事象は、管清掃で剥がれやすくなっていた管内側の残留付着物が、送水により剥がれ、空気弁に挟まったことにより生じたものと認識しています。
 送水管の清掃は、今回初めて実施したものであり、こうした事象を確認したのは今回が初めてです。

A4 地下水管理システムの各揚水井戸から揚水された地下水は、場内に敷設されている送水管に集められ、排水施設棟へ送水されています。今回のマンホールからのいっ水は、排水施設棟へ送水するまでの間で生じたものです。

A5 豊洲市場用地は埋立地であり、これまでも井戸やポンプ等の揚水施設には、海水に由来する水酸化マグネシウムの付着が確認されています。
 また、再生砕石に由来する炭酸カルシウムの付着も確認されており、今回の付着物もこうしたものによるものと考えています。

A6 いっ水時には、いっ水を速やかに止めるよう、迅速に措置を講じることを優先したことから、あふれた水の水質調査は実施していません。
 地下水管理システムの各揚水井戸から揚水された地下水は、場内に敷設されている送水管に集められ、排水施設棟へ送水されています。送水された水の水質については、排水処理の前後で自動分析や公定分析を実施していますが、いずれの分析においても、例えば、ベンゼンやシアンは下水排除基準に適合しています。
 今回のいっ水については、速やかに空気弁を閉塞したことから、流出した水の量や範囲は限定的であり、周辺環境や市場業務に影響を及ぼすことはないと認識しています。

A7 いっ水した水は、場内に敷設されている、側溝に流れ、最終的には、下水道に流入しています。
 なお、今回のいっ水については、速やかに空気弁を閉塞したことから、流出した水の量や範囲は限定的であり、また、現在、豊洲市場における全ての空気弁は閉じられた状態にあります。さらに、今後、空気弁を開く際には職員立会いの下、短時間で行うこととしているため、今回のような事象は生じないと考えています。

以 上


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