過去のページ

日本共産党東京都議会議員団
サイト内検索
活動紹介 おもな活動 申入れ・談話・声明 議事録 議員紹介 地域の生活相談 リンク集HOME
申入れ・談話・声明
靖国神社参拝の中止を求める申し入れ
東京都知事
    石原慎太郎 殿

2008年8月8日
日本共産党東京都議会議員団


靖国神社参拝の中止を求める申し入れ


 石原知事は、就任以来、戦争賛美、憲法否定の発言をくりかえすとともに、毎年8月15日には靖国神社に参拝をおこなってきました。今年は平和の祭典であるオリンピックの最中に参拝をおこなおうとしています。
 そもそも靖国神社は、境内に侵略戦争を礼賛する軍事博物館「遊就館」を設置し、過去の日本の侵略戦争を、「自存自衛の戦争」「アジア解放の戦争」として正当化する〃靖国史観〃を日本中にひろげる宣伝センターの役割を果たしているものです。
 戦後の国際秩序は、かつて日本、ドイツ、イタリアなどがおこなった戦争が、犯罪的な侵略戦争であったという共通認識にたち、二度と侵略戦争をしないという決意の上になり立っているものです。
 さらに東京は、あの侵略戦争のもとで、多くの戦死者をだすとともに、10万人の被災者を出したと言われる東京大空襲など、甚大な被害を受けた経験をもっています。
 今日、世界の流れは戦争を否定し、平和的手段による紛争解決が主流となっており、靖国神社参拝に対する批判も高まっています。こうしたもとで、福田政権は昨年、首相をはじめ一人の閣僚を除き靖国参拝を見送りました。福田首相は今年も参拝しない見通しです。
 にもかかわらず、日本の首都・東京の代表である都知事が、過去の痛切な反省と世界の流れをかえりみることなく、かつての日本の植民地支配を美化するなど侵略戦争正当化の先頭に立ち、靖国神社の参拝を強行することは、断じて許されません。
 日本共産党東京都議会議員団は、石原知事が憲法を擁護・遵守するとともに、侵略戦争賛美の言動をあらため、靖国神社参拝をやめるよう強く求めるものです。

以上


Copyright(C)2005 日本共産党東京都議会議員団 All right reserved.