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駅における可動式ホーム柵等の設置促進のための申し入れ
東京都知事 石原 慎太郎 殿

2011年2月1日
日本共産党東京都議会議員団


駅における可動式ホーム柵等の設置促進のための申し入れ



 1月 16日、JR山手線目白駅で全盲の男性がホームから転落し、命を落とす痛ましい事故が発生しました。全日本視覚障害者協議会のまとめでは、1994年以降、ホームからの転落や電車との接触で亡くなった視覚障害者は41人にのぼります。一方、可動式ホーム柵等がある駅では、「転落による事故は皆無」(国土交通省)だといいます。可動式ホーム柵やホームドアの設置は、急務です。

 国土交通省によると、安全対策が必要とされる1日5000人以上の利用がある2808駅のうち、可動式ホーム柵、ホームドアが設置された駅は449にとどまり(2010年3月末現在)、設置はすすんでいないのが現状です。JR山手線の全29駅の設置工事も、完了まで今後7年間もかかる見込みになっています。

 東京都は、都営地下鉄、東京メトロをはじめ、都内のホーム柵などの設置を推進・支援してきました。しかし、「ホーム柵等整促進事業」をとっても、3カ年事業で3駅分、来年度予算は6400万円にとどまっており、事態の緊急性、重大性からみれば不十分といわざるをえません。

 よって、以下の点について、国及び鉄道会社に強くはたらきかけるとともに、都としても、直営の都営交通や都が大株主である東京メトロに積極的な対策をおこなうことを要請します。


−記−


  1. 安全対策は生命に関わる緊急課題となっており、可動式ホーム柵やホームドア等の設置目標と推進計画をたて、強力に設置をすすめること。
  2. 可動式ホーム柵等が設置されていない駅には、ホーム要員を重点的に配置し、当面の対策として転落検知マットや非常停止ボタンを設置するなど、安全対策を十分におこなうこと。
  3. 駅のホーム等の点字ブロックについては、視覚障害者団体等とともに都内駅の現場検証と協議を緊急におこなうとともに、JIS規格にのっとった新しいタイプの点字ブロックや内方線ブロック、警告ブロックを設置するなど、必要な改善をただちにおこなうこと。

以 上

添付ファイル】 2011年2月2日付「しんぶん赤旗」で報道されています。
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