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都立高校定時制に希望者全員の受け入れを求める緊急申し入れ
東京都教育長 大原 正行 殿

2011年3月29日
日本共産党東京都議会議員団


都立高校定時制に希望者全員の受け入れを求める緊急申し入れ


 本日、都立高校の定時制第2次募集の合格発表があり、合格できなかった生徒が生まれました。子どもたちにとっては、行き先の決まらないまま新年度を迎えなければならないという深刻な事態です。
 特に、多摩地域ではすべての定時制で応募人数が募集人数を上回り、18人の募集に41人が応募するなど2倍3倍の応募倍率の学校もありました。4月以降、定員が未充足の学校では第3次募集が実施されるとはいえ、多摩地域から、通学時間のかかる区部や、ましてや島しょの高校などに通うことはできません。また区部でも交通至便とはいえない足立、江戸川、板橋、豊島などで倍率が高く、合格できなかった生徒がいます。
高校で学びたいと希望するすべての子どもたちに高校進学を保障することは、東京都として重要な課題です。とくに定時制高校は、高校進学を希望する生徒にとって、最後の砦ともいえる学びの場であり、ここで子どもたちを拒絶するべきではありません。よって、緊急に以下の項目の実施を強く要望するものです。

   記
  1. 2011年度については、多摩地域など、進学を希望する生徒が実際に通学可能な高校で学級増をおこない、追加合格や追加募集を行うなど、希望者全員が入学できる対策をとること。


  2. 学級増にあたっては、正規教員をはじめとする必要な人員配置を行うこと。


  3. 2012年度以降については、このような事態となった原因を分析し、希望者全員が高校に進学できるよう、全日制も定時制も合わせた対策をとること。特に定時制高校については、多摩地域を中心に希望者の多い地域で早急に新設や学級増を行うこと。

以 上

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