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大島産アシタバなどの放射性物質対策に関する申し入れ
東京都知事
  石原 慎太郎殿


2012年6月19日
日本共産党東京都議会議員団


大島産アシタバなどの放射性物質対策に関する申し入れ


5月〜6月の東京都による農産物中の放射性物質検査により、伊豆諸島で生産されたアシタバから、国の規制値を超える放射性セシウムが検出されました。
 日本共産党都議団は昨年第3回定例会で、八丈島、大島町の牛ふん堆肥などからも放射性セシウムが検出されたことについて、その原因究明と対策を求めていました。しかし、都が測定結果の公表だけにとどまってきた責任は重大です。
 今回の結果を受けて、都は大島町及び東京島しょ農業協同組合に対して、大島町で栽培された2012年産アシタバ生葉の出荷・販売の自粛を要請し、検査の継続を実施するとのことです。 
 アシタバ生産者はもちろんのこと、農業や観光業関連業者をはじめ広い範囲で経済活動に影響が及び、不安が高まっています。
よって、都は大島町と連携して、以下の事項について早急な対応を行うよう、要望するものです。


  1. 規制値を超えたアシタバの原因究明のため土壌調査などを徹底的に行うとともに、アシタバの検査と必要な対策を迅速に行い、自粛解除が早期にできるようにすること。

  2. アシタバの出荷停止に伴う東電による損害賠償について、JAに任せるだけでなく、都としても積極的な働きかけを行うこと。また、損害賠償の対象に認められない部分についても都として必要な支援を行うこと。

  3. 他の農林水産物などの検査体制も早急に確立すること。

以上

添付ファイル】 「しんぶん赤旗」(6/20付)に掲載されましたのでご参照ください。
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