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トンネル等の緊急点検と老朽・耐震化対策の抜本的強化を求める申し入れ
東京都知事代理・副知事 安藤立美殿


2012年12月3日
日本共産党東京都議会議員団


トンネル等の緊急点検と老朽・耐震化対策の抜本的強化を求める申し入れ


 山梨県の中央高速道・笹子トンネルで天井が崩落し、車が下敷きになって9人の死亡者がでる惨事が発生しました。天井崩落の原因が、天井をつっていた鋼鉄製の金具の腐食にあったことが明らかにされています。1960年代から70年代に整備された道路、トンネル、橋梁をはじめとした都市インフラの老朽化対策が急務となっていることは、かねてから指摘されていました。今回の天井崩落は、心配されていた老朽化への取り組みが不十分であったために、現実に起きてしまったものと言わねばなりません。
 日本共産党都議団は、これまで、都内の都市インフラについて、新規の大型事業はできるかぎり抑制し、既存施設・設備の維持更新をはじめとした老朽化・耐震化対策に、思い切って重点を移すよう求めてきました。
 今回の事故をうけ、都として都内のすべてのトンネルについて、関係事業者とも連携して、経年劣化の状況などについて、より精密な点検を緊急におこない必要な対策を講じるとともに、都道の予防保全計画を前倒しですすめること。
 同時に、トンネルにとどまらず都内の都市インフラについて必要な緊急点検をおこない、老朽化・耐震化対策をはじめ安全化対策を抜本的に強化するよう求めるものです。

以 上


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