２０１３年２月１５日
日本共産党東京都議会議員団

多摩・島しょ地域の消防団への支援の強化を求める申し入れ

　消防団は消防組織法に基づく消防機関であるとともに地域をよく知る住民で構成する組織であり、地域の防災リーダーとして重要な役割を果たしています。また、災害時には消防署と連携した消火活動などを行い、住民を守ります。東日本大震災の教訓を活かし、震災への備えを進めていくためにも、消防団がより大きく役割を発揮できるようにしていく必要があります。
　しかし、財源不足で必要な装備等の確保に苦労している消防団が少なくありません。また、多摩・島しょ地域では、市町村の財政力の違いにより、消防団への支援の格差も生じています。
　来年度の東京都の予算案では、消防団用可搬ポンプ、救命胴衣の整備など、区部の消防団の装備資機材の整備の予算が大きく増額されました。
　どこに住んでいても、災害から住民の生命、身体、財産を守る活動を十分に行えるよう、東京都が市町村に対しても支援を強化していく必要があります。
したがって、装備、資機材の整備など、多摩・島しょ地域の消防団を支援するための財政措置を拡充するよう申し入れるものです。

以上