東京都知事 舛添要一 殿
2014年9月5日
日本共産党東京都議会議員団
オスプレイの「横田基地日米友好祭」への飛来・展示に関する申し入れ
9月6日及び7日に開催される「横田基地日米友好祭」でMV22オスプレイ2機を展示するために、本日(5日)午後に同基地へ飛来し、8日午前に離陸することが、都からわが党都議団に報告されました。
横田基地へのオスプレイの飛来は、7月以来、北海道のイベント参加のための補給飛来、基地内での防災訓練を名目にした飛来・訓練、そして今回の「横田基地日米友好祭」への展示を目的にした飛来など、3回と相次いでいます。この他にも、中止になったものの、飛来通告が3回ありました。
横田基地へのMV22オスプレイの飛来と訓練は、2012年9月の日米合同委員会合意では、人口密集地域、学校、病院など上空の低空飛行訓練は避けること、ヘリモードでの飛行も必要な場合を除き、米軍の施設・区域内においてのみと限定してきたことなどを確認しており、横田基地への飛来は、こうした日米合意を明白に踏みにじる行為です。
既成事実を積み重ね、なし崩しで横田基地への飛来と、周辺での訓練を日常化するやり方は、絶対に許されません。
周辺自治体も、一方的な飛来と訓練について「遺憾」を表明し、安全への懸念が払拭されないままでの飛来や訓練は、行わないよう米国に働きかけるよう、国に対し、繰り返し要望しています。横田基地をかかえる福生市は、米軍に対して、今回の「友好祭」において、オスプレイを展示しないよう申し入れているのです。
MV22オスプレイの横田基地への再三の飛来、及び訓練は、横田基地周辺の住民だけでなく、東京都及び首都圏全体の住民の安全・安心を脅かすものであり、断じて認めるわけにいきません。
都としても、米軍基地の整理・縮小・返還を求めてきた立場からも、都民の安心・安全に責任を負う立場からも、「横田基地日米友好祭」における、オスプレイの展示は行わないよう、厳しく申し入れるよう強く求めるものす。
以上
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