2015年8月26日
日本共産党東京都議会議員団

横田基地へのMV22オスプレイの飛来問題及び「横田基地日米友好祭」への飛来・展示に関する申し入れ

　8月23日午前7時53分、米海兵隊の垂直離着陸機MV22オスプレイが横田基地に飛来しました。
　そもそもオスプレイは、機体の不安定性などから開発以来、多数の死亡事故を起こしており、住宅や教育、福祉施設が密集する首都圏への飛来など許されません。ましてやMV22オスプレイは、5月18日にハワイで2人の死者をだした着陸失敗事故を起こし、その事故究明の途上です。横田基地周辺の5市1町の首長は連名で、政府に、当該事故の原因究明と再発防止策を米軍に要請すること、横田基地周辺市町に、事故に関する迅速かつ正確な情報提供を行うよう要請しています。
　ところが、MV22オスプレイは、原因究明もされないなか、当日の午前7時40分頃に防衛省北関東防衛局から東京都に対し、飛来の情報提供があったあと、わずか13分後に飛来しています。
　東京都および首都圏の住民の安全・安心をおびやかすとともに、迅速かつ正確な情報を提供するよう求めてきた自治体の要望をふみにじる言語同断の行為といわざるをえません。
　さらに9月19、20日には横田基地日米友好祭がおこなわれますが、昨年にひきつづき、オスプレイの飛来と展示が行われることも許されません。
　よって、都として日本政府および米軍に対し、以下のことを要請するよう強く求めるものです。

1. 今回のオスプレイ飛来に厳しく抗議し、横田基地日米友好祭をはじめ、横田基地へのオスプレイ飛来をおこなわないよう要請すること
2. オスプレイの飛来をはじめとした迅速かつ正確な情報提供を、関係自治体におこなうよう求めること

以上