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■ おもな活動  日本共産党東京都議団

けずられた福祉とりもどそう・介護保険減免にむけ共同を

−−市長会、医師会など幅広い団体、個人へ申し入れ活動を開始

2001年5月12日

 日本共産党都議団と同都委員会は、全面有料化されたシルバーパスや段階的削減・廃止されるマル福(老人医療費助成)など、切りすてられた福祉をとりもどすことや、介護保険の保険料・利用料の減免をめざし、幅広い団体、個人への申し入れをすすめています。その一部をご紹介します。

 申し入れ内容は、@賛同署名への協力、A切りすてられた福祉をもとにもどすの運動を共同してすすめるための懇談の場の設定、B介護保険の減免を求める請願署名への協力の3点です。

<区長会、市長会、町村会を訪問>

青木市長会長と懇談する淺川・村松両都議

 秋田かくお団長、丸茂勇夫、かち佳代子両都議は11日、特別区長会会長の西野義雄大田区長と懇談。市長会につづき区長会でも介護保険減免を求める意見をあげてほしいと申し入れました。西野区長は「検討させてください」と要請書をうけとりました。
 8日には浅川修一、村松みえ子両都議が、志沢立川市議団長とともに、東京都市長会の青木久会長(立川市長)を訪ね、懇談しました。青木会長は、「一緒にやれることもあるのではないか」「福祉は国、都にがんばってもらわないと、市ではやりきれなくなってしまう。(申し入れの内容は)市長会の集まりで伝えます」とのべました。
 両都議はこの後東京都町村会にも申し入れました。

<地域の老人クラブや町会、医療機関、障害者団体などにもいっせいに>

文京区の老人クラブのみなさんと懇談する小竹都議

 文京区の小竹ひろ子都議は9日、区議団、地区委員会と協力して、老人クラブなど区内98団体にいっせいに申し入れ。「シルバーパスが有料化してどんどんあがったら大変。署名はまわしして集めておきます」「マル福廃止は、若い世代が今後困る問題ですよ」と話がはずみました。
 渋谷区でも10日、山本信都議を先頭に区議団、地区委員会が105団体を訪問、52団体と対話し、その場で2団体が署名に応じました。
 曽根はじめ都議は11日、北区の障害者団体や作業所13カ所を訪問。ある団体の会長さんは、「障害者の医療費助成の削減には本当に困っている。なんとかしてほしいと思っていた」と、協力を約束しました。


<東京都医師会長とも懇談>

佐々木都医師会長に申し入れる木村、植木両都議

 木村陽治幹事長と植木こうじ都議は11日、東京都医師会を訪問し、佐々木健雄会長と懇談しました。佐々木会長は、「少子高齢化の進行や医療技術の進歩で医療費の増加は避けられない。増えつづける負担の財源として、公共事業と社会保障の比率をかえることも考える必要があるのではないか」と指摘。「患者さんにも応分の負担はお願いせざるをえないが、それによって医者にかかれなくなる人がでることについては、行政が責任をもって考えるべき」とのべ、「政府は、医療や社会保障を”金食い虫”だと思っているようだが、医療や介護の充実が経済効果を生むという発想の転換が必要。人の命をあずかる社会保障へのお金を最優先に」と語りました。