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■ 申し入れ/談話/声明  日本共産党東京都議団

東京都議会議員選挙の結果について

2001年6月25日
日本共産党東京都常任委員会

 日本共産党東京都常任委員会は二十五日、「東京都議会議員選挙の結果について」の声明を発表しました。

 一、二十四日に投・開票された東京都議会議員選挙で、日本共産党は、議席では十五議席に後退するという、残念な結果になりました。

 同時に、七十四万八千八十五票の得票は、自民党につぐもので、わが党にとっては、都議選史上第三番目の得票です。得票率では、昨年の総選挙の比例選挙での一四・三四%を一・二九ポイント上回りました。

 わが党を支持してくださった多くの都民のみなさん、奮闘された後援会員、支持者、党員のみなさんに心からお礼を申し上げます。また、物心両面にわたっておしみない支援をお寄せいただいた全国のみなさんに心から感謝いたします。

 一、今度の選挙は、前回の都議選と異なる、複雑で困難な条件のもとでたたかわれました。政党間の力関係が大きく変化したことにくわえて、小泉人気が都議選にも大きな影響をあたえました。政権与党入りした公明党が、わが党追い落としをねらった動きをかつてなく強めました。

 こうした新しい情勢のなかで、日本共産党は、小泉「改革」が国民に痛みをおしつけ、日本経済にも破局をもたらすことをきびしく告発し、それと正面から対決してたたかいました。都政では、切り捨てられた福祉の復活をはじめ、都民の暮らしをまもる切実な要求をかかげて、たたかいました。この論戦には、たしかな手ごたえがあり、選挙中に発行した二つの法定ビラには、有権者の共感の意見や感想がたくさん寄せられました。

 わが党が、選挙戦のなかでおこなった政治的訴えは、道理にたち都民の気持ちにもかみ合った的確なものであったと確信するものです。

 公明党・創価学会の謀略的な反共攻撃にたいしても、果敢に反撃し、とくに投票日前夜に企てられた謀略ビラの全都的な配布をくい止めるなど、正面からたちむかえば卑劣な攻撃をうち破れることをしめしたことも重要でした。

 一、わが党の政策と実績を、全都民的な規模で浸透させるには、力が及ばなかったことも事実です。議席を後退させた問題点については、党内外のみなさんのご意見を受けとめ、さまざまな教訓をひきだし、つぎのたたかいに生かす決意です。

 首都の党は後援会のみなさんと協力して、今回の都議選でえた政治的教訓を糧にして、来月おこなわれる参議院選挙での勝利にむけて、全党の先頭に立って奮闘するものです。


党派別当選者数


候補
者数
改選
前回
当選
日本共産党 15 14 0 1 44 26 26
自民党 53 41 0 12 55 48 54
公明党 23 17 0 6 23 23 24
民主党 22 9 2 11 33 13 12
ネット 6 3 0 3 6 3 2
社民党 0 0 0 0 6 1 1
自由党 0 0 0 0 13 0 0
無所属の会 0 0 0 0 1 0 0
諸派 1 0 0 1 2 2 0
無所属 7 2 0 5 61 3 8
127 86 2 39
119 127

党派別得票数


得票数得票率(%)
日本共産党748,08515.63
自民党1,721,603 35.96
公明党 722,464 15.09
民主党 647,572 13.53
ネット 137,489 2.87
社民党 68,055 1.42
自由党 132,719 2.77