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質問・条例提案

2025.12.17

文書質問 高齢者見守り推進事業について/横田基地におけるパラシュート降下訓練について 尾崎あやこ都議(北多摩第一選出)

令和7年第四回都議会定例会
文書質問趣意書
提出者 尾崎あや子

質問事項
 一 高齢者見守り推進事業について
 二 横田基地におけるパラシュート降下訓練について

答弁書
 一 高齢者見守り推進事業について
 二 横田基地におけるパラシュート降下訓練について


一 高齢者見守り推進事業について
 私の地元・東大和市では、高齢者の在宅生活の安心を確保するため、高齢者の見守り支援を専門とした相談窓口「高齢者見守りぼっくす」があります。東大和市では、2012年度に奈良橋市民センター内に初めて設置され、3年かけて3か所設置する計画を作りました。この時、私も現地の視察をさせていただきました。
 現在は、東大和市内に「高齢者見守りぼっくす」は4か所あります。相談員が地域の高齢者宅を個別訪問し、地域での見守りを必要とする高齢者に対し、民生委員、自治会、関係機関と連携してネットワークをつくり、安心して生活できるよう支援しています。緊急連絡用のペンダント型無線発報器と生活リズムセンサーの貸与もしています。地域の高齢者や家族の方からの相談だけでなく、見守り活動などに協力していただいている地域の方々からの相談なども受けているということでした。
 高齢者人口が増えるなかで、ひとり暮らしや高齢者のみの世帯が増えています。今後、ますます地域の見守りや支えあいなどが大変重要になってきています。
 そこで、いくつか質問します。
 1 都には、「高齢者見守り推進事業」がありますが、具体的な事業内容について伺います。また、この事業はいつから始まったのですか。
 2 「高齢者見守り推進事業」は、2025年度(令和7年度)に拡充されました。拡充された具体的な内容について伺います。
 3 また、事業の拡充に至った経緯について、教えて下さい。
 4 高齢者施策推進区市町村包括補助事業の高齢者見守り相談窓口設置事業の令和6年度実施自治体の状況、また、令和7年度の実施自治体の状況について、それぞれ区、市、町、村別に実施自治体数と箇所数を伺います。
 5 2025年度(令和7年度)に新たに実施する自治体や実施箇所が増えた自治体があれば、区、市、町、村別の増加した実施自治体数と箇所数について伺います。
 6 今後、ますます高齢者人口が増え、ひとり暮らしや高齢者のみの世帯が増えると考えられます。高齢者見守りの事業は、ますます事業の拡充が求められますが、認識を伺います。

二 横田基地におけるパラシュート降下訓練について
 11月18日夕方、米軍横田基地所属のC-130輸送機によるパラシュート降下訓練において、米兵が横田基地から約3キロメートル離れた羽村市の民家の屋根に落下し、建物の一部を損壊しました。また、パラシュートの一部である誘導傘が、羽村市内の歩道に落下していたことも明らかになっています。パラシュートで米兵が民家に落下したのは、初めてのことです。
 パラシュート降下訓練にあたっては、関係自治体に対して事前通告すべきものですが、今回は事前通告がないまま実施されました。また、事故の原因や経緯がわからず、訓練を行っていた部隊も明らかにされていません。それにもかかわらず11月20日、パラシュート降下訓練を再開しました。断じて許されるものではありません。
 さらに、20日のパラシュート降下訓練の再開したその日に今度は、福生市の児童館にパラシュートの一部が落下、しかも、その夜に米軍はパラシュートを回収するため、無断で児童館の敷地に侵入しました。新たな事故と米軍の隠蔽しようとした行為に憤りを感じます。
 そこで、いくつか質問します。
 1 横田基地でのパラシュート降下訓練で、この間、横田基地外へのパラシュートの落下事故はいつ、どんな落下がありましたか。2018年以降の落下について伺います。
 2 東京都と周辺市町連絡協議会が11月21日に、「遺憾である」と要請していることは重要ですが、パラシュート降下訓練は20日に再開されてしまいました。訓練の再開について、認識を伺います。
 3 米側が「安全性について確信を得られた」として、訓練を再開したのは事故からわずか2日後の20日です。この20日に羽村市内の別のところ、歩道に誘導傘が発見され、21日に米軍のものだと確認されました。このような状況で「安全性」について確信を得られたと言えるのでしょうか。都の認識を伺います。
 4 また、米軍はパラシュート降下訓練を再開したその日に、またもや福生市の児童館にパラシュートの一部を落下し、その夜に米軍はパラシュートの一部を回収し、隠蔽しようとしました。無断で公共施設の敷地に侵入したことなどについて、都の受け止め、認識を伺います。
 5 児童館に落下したことや、夜間に無断で公共施設に侵入しパラシュートを回収したことについて、米軍からはどのような説明を受けましたか。
 6 基地外に落下させたパラシュートの部品を、管理者である市に無断で児童館に侵入し回収したことについて、また、そのことを米軍が自らただちに情報提供しなかったことについて、日米地位協定ならびに合意議事録にてらして、どのようにとらえていますか。
 7 今回のパラシュート降下訓練で落下した兵士は、陸軍の所属ということですが、どこの基地所属なのかわかりましたか。
 8 都は、危険なパラシュート降下訓練は中止するまで、あきらめずに国や米軍に声を上げるべきですが、いかがですか。
 9 横田基地も麻布ヘリポートも、米軍基地は撤去を求めるべきです。見解を伺います。


質問事項
 一 高齢者見守り推進事業について
  1 都には「高齢者見守り推進事業」があるが、具体的な事業内容について伺う。また、この事業はいつから始まったのか伺う。

回答
 都は、高齢者見守り推進事業において、高齢者へのアウトリーチや地域の見守りネットワークの構築を促進するため、専門職員の増配置など見守り拠点整備に取り組む区市町村に対し、必要な経費を補助しています。
 この事業は、令和6年度まで高齢者施策推進区市町村包括補助事業において実施してきた高齢者見守り相談窓口設置事業を見直し、令和7年度から開始しました。

質問事項
 一の2 「高齢者見守り推進事業」は、2025年度(令和7年度)に拡充された。拡充された具体的な内容について伺う。

回答
 高齢者見守り推進事業は、令和6年度まで高齢者施策推進区市町村包括補助事業において実施してきた高齢者見守り相談窓口設置事業を見直し、令和7年度から補助率を2分の1から3分の2に引き上げたほか、補助基準額を引き上げるなど支援を拡充しています。

質問事項
 一の3 事業の拡充に至った経緯について伺う。

回答
 高齢者の単独世帯の増加が今後見込まれる中、一人暮らし高齢者等が地域で安心して暮らせるよう、区市町村における見守り体制の強化を支援するため、高齢者見守り推進事業を開始しました。

質問事項
 一の4 高齢者施策推進区市町村包括補助事業の高齢者見守り相談窓口設置事業の令和6年度実施自治体の状況、また、令和7年度の実施自治体の状況について、それぞれ区、市、町、村別に実施自治体数と箇所数を伺う。

回答
 令和6年度、高齢者見守り相談窓口設置事業を活用して相談窓口を運営した自治体数及び窓口の箇所数は、12区90か所、7市16か所、2町2か所、2村2か所です。
 令和7年度、高齢者見守り相談拠点を運営するため、令和7年10月までに高齢者見守り推進事業の申請を行った自治体数及び拠点の箇所数は、12区90か所、7市16か所、2町2か所、2村2か所です。

質問事項
 一の5 2025年度(令和7年度)に新たに実施する自治体や実施箇所が増えた自治体があれば、区、市、町、村別の増加した実施自治体数と箇所数について伺う。

回答
 令和7年10月までに高齢者見守り推進事業の申請を行った自治体数及び拠点の箇所数は、12区90か所、7市16か所、2町2か所、2村2か所です。

質問事項
 一の6 今後、ますます高齢者人口が増え、ひとり暮らしや高齢者のみの世帯が増えると考えられる。高齢者見守りの事業は、ますます事業の拡充が求められるが、認識を伺う。

回答
 高齢者の単独世帯の増加が今後見込まれる中、一人暮らし高齢者等が地域で安心して暮らせるよう、都は、見守り相談拠点の整備に加え、生活関連サービス業の業界団体などとの緩やかな見守りに係る協定の締結や、見守りで気付いた情報を共有できるアプリの開発などを進め、区市町村における高齢者の見守り体制の強化を支援しています。

質問事項
 二 横田基地におけるパラシュート降下訓練について
  1 横田基地でのパラシュート降下訓練で、この間、横田基地外へのパラシュートの落下事故はいつ、どんな落下があったのか伺う。2018年以降の落下について伺う。

回答
 平成30年以降の横田基地外へのパラシュートの落下等については、以下のとおりです。

┌────────────────────────────────────────┐
│    年月日       │            概要              │
├────────────────────────────────────────┤
│平成30年 4月10日│パラシュートの一部が羽村市に落下            │
├────────────────────────────────────────┤
│令和 2年 7月 2日│パラシュートの備品が立川市に落下            │
├────────────────────────────────────────┤
│令和 7年11月18日│兵士1名が羽村市に降着、パラシュートの一部が羽村市に落下│
├────────────────────────────────────────┤
│令和 7年11月20日│パラシュートの一部が福生市に落下            │
└────────────────────────────────────────┘
質問事項
 二の2 東京都と周辺市町連絡協議会が11月21日に、「遺憾である」と要請していることは重要だが、パラシュート降下訓練は20日に再開されてしまった。訓練の再開について、認識を伺う。

回答
 都は、地元自治体と共に、国と米軍に対し、原因究明や再発防止策を講じるまでは訓練を行わないこと、訓練を再開する場合は、安全確保の更なる徹底などを要請しています。

質問事項
 二の3 米側が「安全性について確信を得られた」として、訓練を再開したのは事故からわずか2日後の20日である。この20日に羽村市内の別のところ、歩道に誘導傘が発見され、21日に米軍のものだと確認された。このような状況で「安全性」について確信を得られたと言えるのか、都の認識を伺う。

回答
 都は、地元自治体と共に、国と米軍に対し、原因究明や再発防止策を講じるまでは訓練を行わないこと、訓練を再開する場合は、安全確保の更なる徹底などを要請しています。

質問事項
 二の4 米軍はパラシュート降下訓練を再開したその日に、またもや福生市の児童館にパラシュートの一部を落下し、その夜に米軍はパラシュートの一部を回収し、隠蔽しようとした。無断で公共施設の敷地に侵入したことなどについて、都の受け止め、認識を伺う。

回答
 都は、地元自治体と共に、基地に起因する事故等が発生した際には、関係自治体に迅速に情報提供することを要請しています。

質問事項
 二の5 児童館に落下したことや、夜間に無断で公共施設に侵入しパラシュートを回収したことについて、米軍からはどのような説明を受けたのか伺う。

回答
 国からは「米側からは、令和7年11月20日に米軍兵士が空挺降下訓練中にパラシュートの主降下傘が作動しなかったため、予備降下傘を使用して横田基地に着地したが、切り離された主降下傘と誘導傘が風に流されてコースを外れ、横田基地の外に落下した。当該降下傘については、米軍が同日夜に、福生市内熊川児童館敷地内に許可なく立ち入り回収したと説明を受けている。なお、誘導傘は、同年12月1日に熊川児童館の屋上で発見され、福生市が回収している。」と聞いています。

質問事項
 二の6 基地外に落下させたパラシュートの部品を、管理者である市に無断で児童館に侵入し回収したことについて、また、そのことを米軍が自らただちに情報提供しなかったことについて、日米地位協定ならびに合意議事録にてらして、どのようにとらえているのか伺う。

回答
 国からは、「今回の事案において、防衛省としては、米側に対し、施設管理者に連絡なく敷地への立入りをしたことについて遺憾の意を伝えたところである。それに対し、米側からは、今後、このような場合は、防衛省に連絡するとの説明を受けている。」と聞いています。

質問事項
 二の7 今回のパラシュート降下訓練で落下した兵士は、陸軍の所属ということだが、どこの基地所属なのかわかったのか伺う。

回答
 国からは、「令和7年11月18日に羽村市へ着地した米軍人の所属は陸軍であり、それ以上の詳細については、運用保全上の理由により、飛行や人員の運用に関する具体的な情報は提供できない旨米側から説明を受けている。」と聞いています。

質問事項
 二の8 都は、危険なパラシュート降下訓練は中止するまで、あきらめずに国や米軍に声を上げるべきだが、見解を伺う。

回答
 都は、地元自治体と共に、国と米軍に対し原因究明や再発防止策を講じるまでは訓練を行わないこと、安全確保の更なる徹底などを既に重ねて要請しています。

質問事項
 二の9 横田基地も麻布ヘリポートも、米軍基地は撤去を求めるべきだが、見解を伺う。

回答
 都は、基地返還の可能性が検討され、整理・縮小・返還が促進されるよう、これまでも国に要請しています。

以上