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質問・条例提案

2026.10.02

小中学校の雨漏りトイレ改修等補助条例 清水とし子都議(日野市選出)の提案理由の説明

  10月2日の都議会文教委員会で、日本共産党の清水とし子都議(日野市選出)が提案理由の説明を行いました。

★条例案はこちら


清水とし子都議の提案理由の説明(テープ起こしです)

 議員提出議案第十三号、東京都区市町村立小中学校等の施設整備を支援する条例の提案理由についてご説明申し上げます。

 都内の小中学校の鉄筋校舎は、令和七年五月一日現在、六千五百八十三棟あります。そのうち築四十一年以上の校舎は五千四百三棟、全体の八二%に上ります。学校校舎の老朽化対策は、ほとんどの校舎で必要とされているといえますし、各市町村では計画を策定し て取り組んでいるものの、必要な改修が追いついていない場合も少なくありません。また、築五十年以上の校舎は約六割に上っています。

 また、学校施設整備の国の補助金では、雨漏り対策の屋上防水や外壁工事は長寿命化のための予防的な措置として位置づけられているため、築二十年から四十年の校舎が対象となっています。ですから、冒頭紹介した築四十一年以上の校舎、五千四百三棟には原則国補助が出ません。

 そのような中で、子どもたちや保護者、学校関係者から、雨漏りが何年も直らず、バケツを置いている、壁のひび割れから水がしみ出してくる、トイレが臭くて廊下まで漂ってくるなどの声が届いています。トイレの便器は洋式化したものの、排水管や床は手つかずで、個室や手洗いに使用禁止の貼り紙がされている学校もありました。

 衛生上も問題がある、すぐに修繕すべきものが、学校だと放置されても許されるのはなぜなのか、こうした声が上がっています。

 施設の老朽化をきっかけに、コストがかかるからと、学校プールの廃止や学校統廃合の方針がつくられることも珍しくありません。物価高騰もこれらに拍車をかけています。

 東京都は現在、小中学校の体育館、特別教室のエアコン設置、普通教室のエアコン更新、トイレの便器の洋式化などに補助をしていますが、子供たちによりよい教育環境を保障するためには、不十分な国制度に上乗せ、横出しする支援が求められています。
 このことから、今定例会に小中学校の雨漏りやトイレ改修などをはじめとした学校施設整備に都が補助する条例を提案するものです。

 本条例の補助対象は、区市町村立小中学校と特別支援学校の施設です。

 補助の内容は、一つ、校舎や体育館の雨漏りの改修についてですが、国補助の対象となる校舎には、早急に屋上防水や外壁改修ができるよう、国庫補助に上乗せをいたします。築四十一年以上の国庫補助の対象外の校舎には、都独自に補助をいたします。

 二つ目、きれいで明るいトイレヘの改修ですが、洋式化を伴わない排水管や床、壁面、手洗い、照明などの単独改修に国庫補助の上乗せをいたします。国庫補助の対象とならない四百万円未満の工事は、都独自に補助をいたします。

 三つ目、学校プールの新築、改築、改修についてですが、早急に改築や屋根の設置ができるよう国庫補助に上乗せをいたします。国庫補助の対象とならないプールの改修には、都独自に補助をいたします。

 四つ目、物交統廃合をしない場合の大規模改修などについてですが、学校統廃合をしない場合でも、統廃合した場合と同じ補助率になるよう国庫補助に上乗せをいたします。

 五つ目、少人数学級のための教室確保、増築についてですが、三十人学級など少人数学級を見越した教室整備に都独自に補助をいたします。

 いずれの補助も、国庫補助、補助率三分の一、これのあるものは都補助と合わせて二分の一補助になるように上乗せをいたします。国庫補助のないものについては、都独自に二分の一補助をいたします。

 説明は以上です。よろしくご審議のほどお願いいたします。