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質問・条例提案

2020.07.17

本会議 都議会議員の定数条例改正提案・とくとめ道信都議(板橋区選出)の討論

 とくとめ道信都議(板橋区選出)は17日、来年の都議選にむけた議員定数の改正についの討論を行いました。
 都民ファーストの会・自民党・公明党の提案の1増1減案に反対し、日本共産党の4増4減等の案に賛成するものです。都ファなどの案が可決、日本共産党の案は否決されました。

★討論の原稿です。


議員の定数条例改正提案・討論 

2020年7月17日
日本共産党都議団 とくとめ道信

 都民ファーストの会、都議会自民党、都議会公明党提案の都議会定数条例改正案に反対、日本共産党都議団提出の都議会定数条例改正案に賛成の立場から討論を行います。

 都議会議員定数等検討会は、4月17日に第一回が開催されて以降、5回にわたって開催されました。第一回、第二回の検討会を通じて各会派から述べられた意見は、2増2減、3増3減、4増4減、4増4減の範囲で議論、総定数の削減などでした。6月9日開催の第4回検討会において提案された座長案が示す1増1減を主張した会派は、ただの一つもありませんでした。座長報告でも、各会派から様々な考え方が示された中に、1増1減案は入っていません。

 平成29年の都議会議員選挙における、2つの選挙区の無効が争われた裁判の最高裁判決で、裁判官の一人が、人口比例原則の緩和については、緩和の程度が十分かつ合理的な理由があり、それが明確に説明可能であるのか、常に意識して検証が続けられるべきと述べています。
 さらに、前回の6通りの逆転現象について、合理的理由が説明できない限り、早急に是正が検討されるべきとの意見を付しています。

 しかし、検討会の中でも、人口比例原則の緩和について十分かつ合理的な理由は議論されていません。座長報告が提案された際にも、4通りの逆転現象のうち、大田、練馬選挙区以外の選挙区をなぜ是正対象から除外するのか、合理的説明は行われていません。
 座長報告に基づく都民ファーストの会、都議会自民党、都議会公明党の条例改正案は、最高裁判決における裁判官の意見を正面から受け止め、民意を反映するために議会が真摯に検討をした結果とは到底言えません。

 検討会が非公開とされ検討経過がブラックボックスになっていることにも重大な問題があります。
 わが党は検討会でも一貫して4増4減案を提案してきました。わが党の改正案では、条例定数が人口比例配分定数を上回る選挙区と、人口比例配分定数を下回る選挙区となっている、いわゆる逆転区を解消することができます。
 また、千代田区と中央区の合区は、公職選挙法のもとでも、一人区の小選挙区制度の弊害をできうる限り排除するものです。
 
 議会が、都政をチェックし、民意を反映することを最も重要な役割とすることに異論のある方はいないと思います。私たちは、都民の代表として、一票の価値に不平等が起きている現状を、自ら是正することをもって都民の負託にこたえることは、議会人としての矜持であると考えます。
 この立場で、1票の格差をなくすために議会が力を尽くすことを呼びかけるとともに、わが党の改正案への賛同を心から呼びかけ、討論を終わります。

都議会議員の定数条例改正案・提案理由の説明
東京都議会議員の定数並びに選挙区及び各選挙区における議員の数に関する条例の一部を改正する条例(日本共産党提案)