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質問・条例提案

3月25日 予算特別委員会 星見てい子都議の予算の編成替え動議の提案理由の説明

★提案理由の説明の原稿です。 

令和2年度東京都一般会計予算、外2議案の編成替えを求める動議 提案理由の説明

2020年3月25日
日本共産党東京都議会議員団
星見てい子(目黒区選出)

 日本共産党都議団を代表して、第1号議案、令和2年度東京都一般会計予算、外2議案の編成替えを求める動議について、提案理由の説明を行います。
 小池知事の任期最終の予算案は、都民の福祉・くらしを守るうえで大きな問題点があります。
 都民から多くの反対の声が上がっている都立病院・公社病院の独立行政法人化は、医療を後退させる内容です。国民健康保険料・保険税も新たな負担軽減はなく、「長寿」を強調しながら特別養護老人ホームなど介護基盤整備費は大幅減、保育の整備目標も引き下げられています。都営住宅の新規建設も21年連続ゼロです。豊かな教育を保障する35人学級の拡大もないなど、都民の暮らしを支える予算は極めて不十分です。
 一方で、国際競争力強化を口実にした羽田空港機能強化のために都心低空飛行ルートを容認し、不要不急の外かく環状道路や特定整備路線などの大型道路建設や、国会議員の汚職疑惑まで起きているカジノ誘致の調査費などの予算を、ひきつづき計上していることも重大な問題です。

 よって、日本共産党都議団は、予算案の組み換えを提案します。見直しによる歳出の減額は43項目、1278億円で、規模は、知事提出一般会計予算案の1.7%に当たります。この組み換えと財政調整基金の一部を活用することにより、1542億円で80項目の都民施策の拡充を図る立場で組み替え提案を行うものです。
 削減したのは、都立病院・公社病院の独立行政法人化の準備費、カジノ誘致や羽田空港機能強化のための調査費、住民の反対の強い幹線道路整備などの大型開発事業費などです。

 以下、施策の拡充を図る主な内容を説明します。
 都民の命を最優先で守る新型コロナウイルス対策、防災対策を充実します。新型コロナウイルスのPCR検査を行う職員を増員し、検査体制を強化します。木造住宅の耐震助成を100万円まで全額助成し、防災ラジオや感震ブレーカーを要配慮者宅等に普及します。
 暮らし、福祉分野では、国保料の子どもの均等割を減免した区市町村に補助します。待機者が約3万人の特別養護老人ホームの整備費補助、経営支援を増額し、介護職員の人件費補助を行います。
 シルバーパスは、千円パスに加え、三千円パスを発行するとともに利用できる交通機関を拡大します。
 認可保育園の新設や園庭確保のための土地購入費支援、公立保育園の整備費補助などを行い待機児解消と保育の質の確保を進めます。
 心身障害者福祉手当を増額するとともに対象を精神障害者に広げます。心身障害者医療費助成の対象拡大など障害者福祉を充実します。
 21年ぶりに都営住宅の新規建設を再開し、4000戸を整備します。
 教育の充実、若者支援のために、私立高校入学金の無償化、公立小中学校と保育園の給食費の補助等で保護者負担を軽減します。35人学級の拡大、特別支援学校の重度重複学級の増設や医療的ケア児のスクールバス・校内学習などのために正規看護師の配置を行います。
 大学生向けの給付型奨学金、高校生・大学生向けに、都立文化施設の割引制度を創設します。
 環境対策では、ヒートアイランド対策推進のために都内気象の実態観測体制を整備します。
 雇用と中小零細企業支援のために、公契約条例の検討、非正規労働者の正規化支援を行い、最低賃金改善や長時間労働是正に向けた調査検討を行います。就職困難者特別支援事業、就職氷河期世代雇用安定化支援事業を増額します。
 多摩・島しょ地域の格差解消など課題解決を図ります。島しょ地域住民が島外の病院で医療を受ける際の交通費・宿泊費助成や多摩地域のNICU整備促進制度を創設します。調布飛行場に代わる新たな飛行場設置に向けた調査を行い、住宅密集地に隣接した調布飛行場の閉鎖をめざします。
 組み替え提案の内容は、以上です。

 知事提出一般会計予算案のわずか1.7%を組み替えることで、80項目もの切実な都民施策の拡充を図ることができます。
 皆様のご賛同をお願いし、提案理由の説明を終わります。