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質問・条例提案

2018.10.02

10月2日【文教委員会】東京都公立学校施設における冷房機器の整備促進に関する条例(案)の池川友一都議の趣旨説明

○池川友一都議(町田市選出)の趣旨説明

 今定例会に提案させていただいた東京都公立学校施設における冷房機器の整備促進に関する条例について、趣旨説明をさせていただきます。
 本条例は、都内の区市町村立小中学校の体育館等にエアコンの設置を促進する内容です。
 今夏は、気象庁が命にかかわる危険な暑さ、災害と認識と述べる状況となりました。七月、八月の熱中症指数を見ると、運動は原則中止と、厳重警戒となる日は六十二日間のうち五十日に上り、グラウンドだけでなく、体育館もプールも使えず、授業や部活もできない事態が起こりました。
 また、西日本豪雨災害では、避難所となった学校体育館の暑さ対策が大きなテーマにもなりました。
 私たちも、既にクーラーを体育館に導入している学校に行き、お話を伺ってまいりました。そこでは、猛暑で校庭、プールが使えなくても、体育館で体育や部活が行えること、学童や地域の利用もできること、また災害時の避難所の環境も改善すること、真冬の学校式典で寒さの余り倒れる子供が生まれなくなったことなどが指摘されました。
 都内公立小中学校では、東京都の財政支援により、普通教室の冷房化はほぼ一〇〇%となり、現在は特別教室の冷房化が進められています。
 一方、体育館の冷房化率は八・四%にすぎず、体育館の冷房化を求める声が広がっています。
 本条例案は、区市町村が行う小中学校の体育館のクーラー設置に対して東京都が補助金を交付し、区市町村の財政力によらず、冷房化を早期に進められるようにするものです。
 加えて、区市町村や学校関係者から指摘をされている、今年度末で終了予定の特別教室の冷房化補助の期間延長なども要望されており、それらに応える制度としています。
 条例の主な内容についてご説明いたします。
 対象は、区市町村立の小中学校、特別支援学校、義務教育学校、中等教育学校の前期課程です。
 補助の内容については、基本的にこれまで東京都が区市町村を支援してきた内容を参考にしています。
 対象となる事業は、体育館、特別教室、教育相談室、学校職員の部屋を初め、児童生徒、教職員等が使用する全ての部屋へのエアコン設置としています。
 新規だけでなく、国庫補助の対象となっている更新についても対象にすること、国庫補助の対象外となっている四百万円未満の工事やリースについても対象とし、設置が進むよう支援します。
 補助率については、国庫補助の対象となる事業については事業費の六分の一、実勢単価と国庫補助単価との差額の二分の一、工事費が四百万円未満のため、国庫補助の対象外となる事業については実工事費の二分の一、リースについても借り入れに要する経費の二分の一を補助といたします。
 必要経費については、仮に五年間で全ての小中学校体育館にエアコンを設置した場合、一年間で三十二億円、五年間で百六十億円と試算をしています。
 条例の施行日は公布の日とし、来年の夏に向け補正予算も組んで、すぐに取りかかれるようにしています。
 この定例会での本会議質問でも、各会派の皆様からエアコン設置についてはさまざまなご提案がありました。学校体育館にエアコンを設置すべきだというコンセンサスは既にあると考えております。
 よろしくご審議いただきますようお願い申し上げまして、趣旨説明といたします。