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質問・条例提案

2023.12.20

文書質問 海の森水上競技場について あぜ上三和子(江東区選出)

令和5年第四回都議会定例会
文書質問趣意書
提出者 あぜ上三和子

【質問事項】
一  海の森水上競技場について

【答弁】
一 海の森水上競技場について


一  海の森水上競技場について

 「海の森水上競技場」の整備費は、303億円でした。私は、東京 2020大会の負の遺産になってしまうのではないかと指摘をしてきましたが、実態をしっかり把握する必要があると考え、あらためて利用実績など確認したいと思います。都の海の森水上競技場利用計画によると、年間、競技で31万人、一般4万人、合計年間 35万人の利用を前提に収入1億 1,300万円で維持・運営していくことで経費を積算されてきました。また、国際大会などの大会は年間 30大会としてきました。

Q1 昨年度の水上競技場の利用人数と大会開催数など利用状況について伺います。また、今年度の水上競技場利用人数、国際大会などの開催数状況についても伺います。

 東 京 2020大会前の試算では、維持管理の赤字について年間1億 6,000万円と推計されていました。

Q2 昨年度( 2022年度)の指定管理料と利用料など収入及び支出はどうだったのか、伺います。

 海の森水上競技場では、波を静めるための消波装置を設置しました。その消波装置にカキが付着するという課題も浮上し、都は「海の森水上競技場付着生物対策技術検討委員会」を立ち上げ、対策を講じてきました。

Q3 消波装置のふ着対策に昨年度はいくらかかったのか、また消波装置の現況について伺います。

Q4 2024年1月8日から3月までは水面管理のため、海の森水上競技場は利用禁止となっていますが、どのような水面管理を行うのですか。その費用はいくらかかるのですか、伺います。

令和5年第四回都議会定例会
あぜ上三和子議員の文書質問に対する答弁書

A1 令和4年度においては、敷地内で工事をしていたため、可能な範囲での再開業を行い、来場者数は約6万人、大会数は 12大会でした。
 令和5年度においては、9月末時点で、来場者数は約4万2千人、大会数 は21大会です。

A2  令和4年度の収入は、指定管理料が約2億 5,100万円、利用料金収入等が 約 3,200万円、合わせて約2億 8,300万円であり、支出は約2億 7,800万円です。

A3 令和4年度に、消波装置の付着対策に要した費用は被覆カバーの取り付けや、清掃作業として約2億 1,000万円、技術検討のための経費に約 2,000万円となっています。
 消波装置については、競技コースの両側全てにカバーを取り付け、再設置の作業を完了しています。

A4 海の森水上競技場では、令和6年1月8日から3月までの期間に、維持管理のため、ロープの交換や清掃等を行う予定です。
 これらに係る費用として約7,200万円を見込んでいます。

以 上