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質問・条例提案

2023.12.20

文書質問 補助第54号線付近の歩道の安全対策について  里吉ゆみ(世田谷区選出)

令 和 5 年 第 四 回都議会定例会
文 書 質 問 趣 意 書
提出者 里吉ゆみ

質問事項
一、補助第54号線付近の歩道の安全対策について

【回答】
一、補助第54号線付近の歩道の安全対策について


一 補助第54号線付近の歩道の安全対策について

 世田谷区内榎の交差点から成城学園前駅までのバス道路となっている道路118号は道幅がとても狭く、すぐ近くに計画されていた補助54号線は、多くの地元住民に完成が待たれていました。特に榎の交差点から祖師谷公園近く、駒大グランド前バス停周辺は、バスがすれ違うこともできない狭さですが、子どもを後ろに乗せた自転車も日常的に通るため、10年以上前、区議時代に地域の皆さんの話を聞いた時も「早く完成させてほしい」という声が数多く寄せられていました。
 今年ようやく一部区間が完成し、榎の交差点から駒大グランド前までの間は、バスは補助54号線を走るようになり、道路の安全環境は格段に改善されました。
 しかし、一部区間の完成であり現道の危険性は変わっていません。地域住民の方からは、現道に歩道がないため、今回補助54号線の道路上に移設された駒大グランド前バス停まで行くのが危ないので改善してほしいと強い要望が出されています。
 この地域はもともと「烏山ネット・わあ~く・ショップ」という地域住民と世田谷区の職員でつくる団体が、地元のユニバーサルデザインのまちづくりにとりくんできました。以前の駒大グランド前バス停も、周りに歩道も整備されていない場所だったため、この団体や「バスから地域交通を考える会」の協力も得て、駒澤大学と当時の建設局第七建設事務所が協議を繰り返し、道路の反対側には祖師谷公園内に園路整備を行うことや、駒澤大学に無償で土地を借り車椅子でも使いやすいバス停を整備してきた歴史があります。
 世田谷区議会でも、駒大グランド前バス停が移設されたことで、そこへいく道路に歩道がなく危険だという質疑が行われました。

1 都は、以前の駒大グランド前バス停の整備にどのようにかかわったのか、また祖師谷公園内の園路整備はどのような経緯で整備することになったのでしょうか。

2 前回のバス停整備には、地域住民と世田谷区、東京都、駒澤大学などが協議を行い、小田急バスにも協力してもらい、地域住民の声が反映されたバス停とその周辺の整備を行うことができました。補助54号線上に移設された駒大グランド前バス停までの歩行者動線に不安を感じている地元の声に耳を傾け、必要な対策を講じるべきだと思いますが、見解を伺います。
 この近くには、保育園もありますし、祖師谷公園には多くの方が訪れることから、都として、補助54号線が一部完成したことに合わせた、道路の安全対策を行うことを求めます。

【回答】

質 問 事 項
一 補助第54号線付近の歩道の安全対策について

都は、以前の駒大グランド前バス停の整備にどのようにかかわったのか、また祖師谷公園内の園路整備はどのような経緯で整備することになったのか伺う。

回答
 移設前の駒大グランド前バス停については、地元からの要望等を踏まえ、駒澤大学、小田急バス、世田谷区、東京都が協議し、整備されたものです。また、祖師谷公園の当該園路は、公園利用者の利便性や地元要望等を踏
まえ整備しました。

質 問 事 項
一の2 補助54号線上に移設された駒大グランド前バス停までの歩行者動線に不安を感じている地元の声に耳を傾け、必要な対策を講じるべきだが、見解を伺う。

回答
 補助第54号線については、現在、榎交差点から成城通りまでの680メートルの区間で事業中です。このうち、整備が完了した榎交差点から都立祖師谷公園までの約430メートルの区間について、交通の円滑化や歩行者の安全性の向上を図るため、先行して令和5年4月に交通開放しました。
 交通開放に当たっては、地域の方々の意見を踏まえ、地元区や交通管理者等の関係機関と協議し、注意看板や路面標示などの安全対策を実施しています。
 引き続き、地元の理解と協力を得ながら、残る区間についても着実に事業を推進していきます。