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申し入れ・談話

2026.01.07

令和7年度 ESAT-Jに関する緊急要請・記者会見

★上:東京都教育委員会に要請書を手渡す市民団体と英スピ議連のメンバー、
下:記者会見(いずれも2025.01.07)

 

 

参考:#ESAT-J実施状況調査2025まとめ(2025.12.3発表)


2026年1月7日

東京都教育委員会
教育長殿
教育委員殿

入試改革を考える会
都立高校入試 英語スピーキングテストに反対する保護者の会
都立高校入試へのスピーキングテスト導入の中止を求める会
中学校英語スピーキングテスト(ESAT-J)の都立高等学校の
入学者選抜への活用を中止するための都議会議員連盟

令和7年度ESAT-Jに関する緊急要請書

Ⅰ 令和7年度ESAT-J YEAR3に関する要請

 令和7年11月23日(日)「中学校英語スピーキングテスト(ESAT-J YEAR3)が実施された。東京都教育委員会(以下「都教委」)は試験実施後、テストの実施状況について「会場の机の配置などに時間を要し、一部会場で最大1時間程度、試験終了が遅れるトラブルがあった」とだけ公表したが、実態は本年度もそのようなものでなかったことが明らかになっている。
 以下の要請につきまして、都教委に明快な説明と対応をもとめます。

① 聴覚障害のある受験生試験会場において、間違った問題冊子が配布されたために再試験になった生徒が複数いることを確認しているかを回答いただきたい。
 いることを確認している場合に
(ア) いくつの会場で何人の生徒が再試験対象になり、また実際に受験したのかを公表していただきたい。
(イ) ミスの具体的な内容、このようなミスがなぜ起こったのかを調査し公表していただきたい。
(ウ) 併せて、これは入試試験問題ミスと考えられるが、このことを文部科学省への通知も含めて、公表してこなかった理由を明らかにしていただきたい。

② 聴覚障害のある受験生保護者や普通学級受験生保護者からの再試験についての問い合わせに対して、(私立高校入学を第1希望としているならば等により)希望しなければ再試験を受けなくても良いという回答を行っているが、この対応と ESAT-J はアチーブメントテストとして全員に受けさせる必要があるというこれまでの都教委の見解との整合性について明快に回答して公表していただきたい。特に、都内各中学校で不登校生徒等への ESAT-J 受験を促すための対応に長時間を使い苦労してきた中学校教員が納得できるような回答をしていただきたい。

③ 聴覚障害生徒保護者には、間違った問題用紙で受験したESAT-J得点を利用しても、再試験を受けても良いと回答しているが、間違った問題用紙で受験した生徒の ESAT-J 得点を、厳密で公正であるべき都立高校入試での合否判定に利用できるという根拠を示していただきたい。

④ 普通学級受験生についても、試験監督のミスにより再試験となった生徒が、今年も複数出ていることを確認しているかを回答いただきたい。
 出ていることを確認している場合に、
(ア) 試験監督のミスにより、どこの会場で何人の生徒が再試験対象になり、また実際に受験したのかを公表していただきたい。
(イ) ミスの具体的な内容、このようなミスがなぜ起こったのか、またなぜ試験監督によるミスが毎年繰り返されているのかを調査し結果を公表していただきたい。

⑤ 上記運営側のミスにより再試験を受けなければならなくなった生徒について、交通費が生じた場合の補償、再試験日に模擬試験受験を受けられなくなった、家庭行事に参加できなかった等に対する補償をどのように行うかを全員に確実に連絡し、また対応を公表していただきたい。

⑥ 以上の状況と、先日私たちが公表した「ESAT-J 実施状況調査2025」報告で示されている実態を踏まえ、ESAT-J得点結果を令和8年度都立高校入試での合否判断に活用することを中止するべきと考えるが、見解をお示しいただきたい。

Ⅱ ESAT-J採点情報の公開等に関する要請

 令和6年度ESAT-J YEAR1, 2, 3 での生徒解答中に、いわゆる F ワードのような不適切な単語が発話されたと判定された解答が81件(令和5年度に関して YEAR1, 2の分のみ6件)あったとされている。しかし都教委職員が、不適切な発話をしたとされる生徒が在籍する中学校を訪問し、同席した地区教育委員会職員、当該校管理職、複数の英語教員と該当音声と言われている音声を確認したところ、都教委職員以外は全員そのような発話は確認できず、またその後本人も否定しているという事例もあったことを私たちは確認している。都教委は採点者についての情報をほとんど公表していないが、F ワード判定問題が発生している理由についてこうした情報から総合的に判断すると、日本人中学生の発話を正確に判断するための採点者の資質が十分に担保されていないと考えられる。
 以下の要請につきまして、都教委に明快な説明と対応をもとめます。

① YEAR3 も含めて ESAT-J の採点者に関する詳細な情報(採点場所、採点者の資質、都教委による確認方法・状況等)を公開していただきたい。

② Fワード等の不適切な発話を含む解答についての詳細な情報を公開していただきたい。

③ 上記の、ある学校への訪問時には、都教委職員は事前に該当音声を実際に聞いて確認せずに訪問をしている。このことは、運営責任の主体は都教委だというこれまでの主張が、実際には運営事業者の言うがままだというということを示していないか。なぜ事前確認もなく訪問したのかの理由も含め説明いただきたい。

④ 仮に試験の解答に不適切なものが含まれていたとしても、それに関して直接の監督権のない都教委が学校訪問を行ったことは適切ではなかったと考える。この点について都教委の見解を示していただくとともに、当日の言動も含めた不適切性を認め、すべての該当校や関係者への謝罪も行っていただきたい。

以上の要請につきまして 2026年2月13日までに、以下まで文書でのご回答をお願いいたします。
 回答・連絡先 都立高校入試へのスピーキングテスト導入の中止を求める会事務局
(メールアドレス)