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申し入れ・談話

2020.12.28

医療崩壊を防ぐための緊急申し入れ

 「医療崩壊を防ぐための緊急申し入れ」をしました。
感染経路不明のコロナ陽性者が増え、病院で1人発見された時には、すでに院内に広がっていることも少なくありません。
 新規陽性が過去最高を更新し今が瀬戸際です。症状が出てからの検査でなく、一斉・定期的な検査が直ちに必要です。

★申し入れを手渡す(左から)藤田りょうこ、大山とも子、和泉なおみ、原のり子の各都議(2020.12.28)


 東京都知事 小池百合子殿

2020年12月28日
日本共産党東京都議会議員団

医療崩壊を防ぐための緊急申し入れ

 感染の拡大とともに、感染経路が追えない患者が増加しています。そのため医療機関では、陽性者が一人発見されたときにはすでに病院内で感染が広がっていることも少なくなく、新規入院の受け入れ中止など一般医療に大きな影響が生じています。
 さらにこれから6日間、年末年始のため医療提供体制は大変厳しくなる一方、最近の新規陽性者は過去最高を更新し、重症者も増加しています。24日の都のモニタリングコメントでは、現在の新規陽性者の増加比が2週間続けば、1月7日までに新たに発生する重症者数は約114人になり、医療機関の深刻な機能不全が予測されるとし、今が瀬戸際だと述べています。
 医療従事者は現在も最大限の感染防止に努めていますが、無症状の感染者から感染が広がるウイルスの特徴から完全に防ぐことはできません。また、これまで多くの医療機関では症状が出てからの発見にとどまっていましたが、これでは感染拡大が防ぎ切れていないことは明らかとなっています。
 深刻な医療崩壊を止めるために必要なことは、医療機関で働く職員に対する、一斉・定期的なPCR検査です。また、持ち込まない対策では、新規入院患者や救急対応する患者などに対して、迅速にPCR検査が行える体制も急務です。

 よって、日本共産党東京都議団は以下を緊急に申し入れるものです。

  1. 都立病院・公社病院については都の責任で、陽性者が出ていなくても、一斉・定期的なPCR検査を直ちに開始すること。
  2. 職員等への一斉・定期的なPCR検査、入院患者、救急患者へのPCR検査を行う医療機関に対して、財政的な負担をなくすなどの支援を行うこと。

以 上