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申し入れ・談話

2020.07.15

芸術文化活動・団体・施設への支援についての申し入れ

★武市敬副知事に申し入れる(左から)とや英津子、星見てい子、斉藤まりこの各都議(2020.7.15)


東京都知事 小池百合子殿

2020年7月15日 
日本共産党東京都議会議員団

芸術文化活動・団体・施設への支援についての申し入れ

 新型コロナウイルス感染防止のために芸術文化施設への自粛や休業要請が出され、芸術文化活動に携わるアーティストや団体等は大きな打撃を受けてきました。

 現在、東京都は、イベント開催制限の段階的な緩和を始めましたが、屋内会場の収容率を50%以内にすることや、入場者の体温検査や手指の消毒、座席など施設の消毒・衛生管理の強化等の対策を求めています。これらの新型コロナウイルス感染防止対策は、会場入り口で検温等の感染防止の対応をする人の配置から消毒液まで、アーティストや団体等が自らの費用を捻出して行う場合がほとんどで、その負担が芸術文化活動の大きな足かせになっています。

 都内の多くのアーティストや団体等は、コロナ禍でも安全に公演等が行えるよう努力をしています。8月に公演を予定しているある企画会社は、「50%の入場では採算が取れない。しかし、このままではアーティストが活動をあきらめてしまうので、赤字覚悟で公演を行う」と話しています。

 例年であれば、秋に向かって多くの芸術文化活動の準備が展開される時期に入ります。東京から芸術文化の灯を消さないために、今からの支援策が重要です。

 よって、日本共産党都議団は、東京都が以下の対策を行うよう申し入れます。

  1. 収容率が制限された会場での公演等には、アーティストや芸術文化団体等に対する入場制限分のチケット代補填制度を設けること。
  2.  収容率が制限されている都立施設の会場使用料は減額すること。また、区市町村や民間の芸術文化施設が同様の支援を行った場合は、都が補助する制度を設けること。
  3.  民間の芸術文化施設や団体に対して、新型コロナウイルス感染防止対策のための人件費や消毒液をはじめとする資器材の支援を行うこと。

以 上