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申し入れ・談話

2020.05.18

「アートにエールを!東京プロジェクト」の拡充と 文化・芸術の支援に関する申し入れ

★梶原洋副知事に申し入れる(左から)里吉ゆみ、斎藤まりこ、とや英津子の各都議(2020.5.18)


東京都知事 小池百合子殿

2020年5月18日
日本共産党東京都議会議員団

「アートにエールを!東京プロジェクト」の拡充と文化・芸術の支援に関する申し入れ

 文化や芸術は、人間にとって「ぜいたく」なものではなく、人間として生きていくために必要不可欠なものです。
 新型コロナウイルスの影響で、都民が生の文化や芸術に触れる機会は激減しています。また、多くのアーティストや関係者が予定していた公演は軒並み中止となり、外出自粛や施設の休業で、準備や練習すら困難な状況が生じています。東京の文化の火を灯し続けるために、アーティスト支援の大胆な対策が必要です。
 そうした状況の中で、動画作品を募集し制作者に10万円の出演料を支払う「アートにエールを!東京プロジェクト」はアーティストから期待と注目が集まり、15日から始まった個人登録には申し込みが殺到し、サーバーダウンが生じる事態になりました。都は1万6000人以上の申し込みがあったことを明らかにしていますが、サイトにつながらず登録をあきらめたという声も寄せられています。抜本的かつ継続的な拡充が必要です。
 4月24日の申し入れに加え、以下の点について申し入れます。

  1.  「アートにエールを!東京プロジェクト」の予算を増額し、もともとの申請期間である5月31日まで個人登録を受け付け、要件を満たす全員の企画を採択できるように対応すること。
  2.  今回一度だけの支援ではなく、今後も継続してアーティスト支援を行うこと。また、都の専用サイトだけでなくアーティストのYouTubeチャンネルなど他の媒体での発表を行う方法についても検討すること。
  3.  同プロジェクトは作品の内容や質を都が審査するものではないことをわかりやすく示すこと。
  4.  今回の動画で発表する企画では、作品を発表しにくいアーティストがいることを踏まえて、多様な表現の場や手法を確保・充実すること。

以 上