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申し入れ・談話

2019.06.04

日暮里・舎人ライナー、ゆりかもめの安全対策についての申入れ

東京都知事 小池百合子殿

2019年6月4日
日本共産党東京都議会議員団

日暮里・舎人ライナー、ゆりかもめの安全対策についての申入れ

 6月1日、横浜市の新交通システム「シーサイドライン」の車両が進行方向とは逆に走り出し、車止めに衝突し、乗客14人が重軽傷を負う事故がありました。この「シーサイドライン」は運転手が乗務しない完全自動運転を行っていますが、ATOと呼ばれる自動列車運転装置のトラブル、あるいは、車両自体の不具合が原因である可能性が報じられています。
 東京都交通局の「日暮里・舎人ライナー」や都の監理団体が運営する「ゆりかもめ」は、「シーサイドライン」と同様に無人による自動運転方式を採用して、毎日十数万人の乗客を輸送しています。無人運転であることから、「シーサイドライン」のような事故が起きれば大きな被害になりかねず、乗客の安全には他の交通機関以上に万全な対策が必要です。さらに「日暮里・舎人ライナー」では、駅員が配置されているのは、日暮里と西日暮里の2駅のみで、終点の見沼代親水公園駅を含めて11駅が無人駅となっています。不測の事態への対応に不安があると、これまでも指摘してきたところです。
 よって、日本共産党都議団は、以下の対策を講じるよう申し入れるものです。

  1. 「日暮里・舎人ライナー」と「ゆりかもめ」の運転システムや車両等の安全点検を可能な限り万全に実施するとともに、事故の可能性を調査・予測し事故防止に努めること。
  2. 少なくとも全車両の点検が終了するまでは、すべての駅に駅員を配置すること。また、今後の安全対策のためにも、折り返し駅の見沼代親水公園駅に駅員を常駐させるとともに、ほかの無人駅への人員配置の拡充を進めること。