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申し入れ・談話

2019.01.25

防衛省が米軍横田基地におけるCV22オスプレイの離着陸調査について地元自治体への日報を中止したことに関する申し入れ

東京都知事 小池百合子殿

防衛省が米軍横田基地におけるCV22オスプレイの離着陸調査について地元自治体への日報を中止したことに関する申し入れ

2019年1月25日
日本共産党東京都議会議員団

 

 米空軍特殊作戦機CV22オスプレイが米軍横田基地に離発着する状況の目視調査結果について、防衛省北関東防衛局が日報で東京都や地元自治体に提供してきたのを中止し、今年一月から月報に変更したと報じられています。しかも、今後の報告については、これまで通り離着陸の詳細な日付や時刻を伝えるかは未定だといわれています。
 そもそも調査と報告は、構造的な欠陥を抱え、事故やトラブルをくり返しているCV22オスプレイの配備に対し、周辺の住民や自治体から不安の声が高まるなかで、CV22オスプレイが初飛来した昨年4月から始まったものです。本来なら米軍側が情報提供すべき筋のものでありながら、行わないために、防衛省の職員が、朝から日没までという限られた時間帯のみ、目視で確認し、その結果を、日報で自治体に報告してきました。夜間にも行われている離発着は、国も調査・報告していません。
 昨年4月の日本への陸揚げ以降、CV22オスプレイは、激しいジェット噴射による騒音と強風を伴う離着陸訓練を断続的にくり返し、夜間にも住宅地を飛び回ることで、これまで以上に広範囲で深刻な被害を周辺地域にもたらしています。米本国なら許されない住宅密集地への配備と訓練が行われること自体が認められません。そのうえ、今回の情報提供の変更は、オスプレイの飛行の迅速で正確な実態把握を困難にするもので、情報提供の大幅な後退であり、断じて許されるものではありません。
 よって、日本共産党都議団は、以下の諸点について申し入れるものです。

1、防衛省に対し、横田基地におけるCV22オスプレイの離着陸の目視調査結果を直ちに日報にもどすよう要請すること。あわせて、目視は24時間体制で行い、その結果は、地方自治体はもちろん、住民も把握できるよう、ホームページ等で公表するなど、調査と報告を抜本的に強化するよう要請すること。

2、都内米軍基地に関する防衛省や関係諸機関からの情報提供を、都としてホームページ等に掲載し、ただちに都民に知らせること。

3、住民の安全と両立しない欠陥機CV22オスプレイの横田基地配備をやめるよう、都として米軍に強く求めること。

以上