ご意見・ご要望
ページトップヘ

申し入れ・談話

2025.08.08

緊急着陸をくりかえす横田基地オスプレイの飛行中止と撤去を求める申し入れ


申し入れを行う(左から)原田あきら(杉並区)、田中とも子(北多摩第三)、里吉ゆみ(世田谷区)、清水とし子(日野市)、尾崎あや子(北多摩第一)(2025.8.8)

 日本共産党都議団は8日、標記の申し入れを小池百合子知事あてに行いました。
 都市整備局の山崎基地対策担当課長が応対し、「都としてはオスプレイ含む米軍機の運用は安全確保が重要。地元自治体とともに、国と米軍に予防着陸の原因究明と速やかな情報提供を求めた。地元と連携して必要な対応を求めていく。」と述べました。
 申し入れ内容は以下のとおりです。


東京都知事 小池百合子 様

2025年8月8日            
日本共産党東京都議会議員団

緊急着陸をくりかえす横田基地オスプレイの飛行中止と撤去を求める申し入れ

 米軍横田基地所属のCV22オスプレイが7月18日に秋田県大館能代空港、24日に岩手県いわて花巻空港にあいついで緊急着陸しました。その後、この二度の緊急着陸は同じ機体(機体番号12-0066)によるものと判明(米軍から情報提供はなく、防衛省の目視情報による)。機体トラブルを根絶しないまま飛行を再開し、再び緊急着陸を繰り返した米軍の責任は重大です。
さらに事故後、同機は早くも飛行を再開し、8月4日には沖縄・嘉手納基地との間を長距離移動していることが住民の監視で判明しています。米軍に反省は全くありません。
 
 横田基地所属のCV22オスプレイは2023年11月29日、屋久島沖で墜落・死亡事故を起こしました。この重大事故までに同基地所属のCV22は確認されているだけで5回、緊急着陸していました。繰り返される緊急着陸は、重大事故を引き起こす前兆であることは明らかです。無反省に同じ過ちを繰り返す米軍の行動を放置・容認すれば、再び悲惨な事故を引き起こしかねません。

 また現在、在日米軍の戦闘司令部への格上げと、それを受けた赤坂プレスセンターや横田基地の拠点強化の動きが進行するもとで、昨年6月に米軍横浜ノースドックに駐機していたCV22オスプレイ1機が横田基地に飛来し、すでに訓練に参加しています。上記の墜落事故で失った1機を補充し、現在の6機体制から段階的に計10機まで増やす計画の一環と思われます。ところが、この追加配備について、防衛省は米軍から正式に情報提供を受けていないことが、先月7月31日の日本共産党のヒアリングで判明しました。機体トラブルを繰り返した末に重大事故を引き起こし、まともに情報提供もされないオスプレイを、これ以上増やすことなど言語道断です。

 以下、要請します。

1、米軍と米トランプ政権に対し、横田基地所属のCV22オスプレイについて、今回の緊急着陸についての詳細な情報提供と、全機の飛行中止と撤去を求めること。

以上