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申し入れ・談話

2025.09.09

高齢者・障害者を対象にしたエアコン購入補助のさらなる改善を求める申し入れ


小池百合子 東京都知事殿

2025年9月9日
日本共産党東京都議会議員団

高齢者・障害者を対象にしたエアコン購入補助のさらなる改善を求める申し入れ

 8月30日からスタートした高齢者・障害者を対象にしたエアコン購入の補助拡充は、日本共産党が求め続け、6月の都議会議員選挙でも公約に掲げたものであり、東京都の決断を歓迎するものです。
 本制度はゼロエミポイント対応店舗で省エネ効率の高いエアコン(「★3つ以上」)を購入した場合、実質8万円を値引きする補助制度ですが、対象となる機器は6畳対応のもので20万円台後半など、高額な商品が中心です。同じ高齢者・障害者でも所得の低い方はこの補助制度から取り残されてしまう危険性があります。
 一部量販店では対象機器で10万円を切る商品がありますが、こうした特価商品は地域の家電小売店では扱うことができません。小売店からは、寝室にエアコンがない高齢者に安全のために設置を勧めるものの、一歩が出ないという声が出されています。
 気候変動の影響を最も受けやすい所得の低い方が実際にエアコンを購入し、「エネルギー貧困」(経済的理由で冷暖房などを適切に利用できない状態)を解消できるようにすることが重要です。また、地域の小売店は高齢者や障害者、生活困窮者の身近にあり、エアコンの購入・設置や修理等を支える重要な役割を果たしています。地域の小売店が扱える制度とすることが必要です。以上をふまえ、要望します。

  1. 本制度の対象者に高齢者・障害者の他に低所得者を加えること。
  2. 補助額を大幅に増やし、特に低所得者は自己負担なく購入できるようにすること。
  3. 各自治体が本制度と併用できるエアコン購入補助にとりくめるよう、支援すること。
  4. ゼロエミポイントは現在、家電量販店や小売店がその手続きを管理することとなっており、都からのポイント付与まで事業者が立て替え払いを余儀なくされています。今回の制度では機器が高額になることからも、早急に事業者による立て替え払い問題を解消すること。

以 上