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9月26日 本会議 大山とも子都議の代表質問(全文)


九、関東大震災朝鮮人犠牲者追悼文送付中止問題について

 次に、関東大震災における朝鮮人虐殺への追悼文送付中止問題です。                   

Q1 関東大震災直後、「朝鮮人が混乱に乗じて暴動を起こす」などの流言・ひ語が広まり、軍隊、警察、自警団などによって、朝鮮人や中国人が暴行、虐殺されました。

 それから50年目の1973年、犠牲者を悼み、当時の都議会各会派の幹事長も呼びかけ人に加わり追悼碑を建立し、以来、追悼式典には歴代都知事が「追悼の辞」を送ってきました。

 小池知事も、昨年は「多くの在日朝鮮人の方々が言われのない被害を受け、犠牲になられたという事件は、わが国の歴史の中でも稀にみる、誠に痛ましい出来事」「このような不幸な出来事を二度と繰り返すことなく、誰もが安全な社会を営めるよう、世代を超えて語り継いでいかなければなりません」と追悼の辞を送付しました。ところが、今年は断りました。

 歴代都知事が、民族差別の悲劇を繰り返さないとして追悼文を送付してきたことは適切であったと考えますが、知事の見解はいかがですか。

Q2 知事は、追悼文送付を断った理由として、慰霊堂の大法要で、関東大震災で犠牲になられた全ての方々を慰霊するから特別なことはしないと述べました。

 しかし、自然災害の震災犠牲者と、民族差別による虐殺で命を奪われた犠牲者とでは、その死の性質は全く違います。「震災で亡くなった」と、ひとくくりにできる問題ではないと考えますが、知事いかがですか。

Q3 虐殺の事実についての認識を問われた知事は、「歴史家がひもとくもの」と述べ、事実を認める言葉はありませんでした。

 知事の発言は、「民族差別を背景とした虐殺、加害の歴史を風化・忘却させることにつながり、排外主義や歴史修正主義を助長させることになる」と、広範な人々から抗議の声が上がっています。

 内閣府の中央防災会議が出した報告書には、「関東大震災時には、官憲、被災者や周辺住民による殺傷行為が多数発生」「殺傷の対象となったのは、朝鮮人がもっとも多かった」「これほどの規模で人為的な殺傷行為を誘発した例は、日本の災害史上、他に確認できず、大規模災害時に発生した最悪の事態」と記述され、学問的にも定説になっています。

 関東大震災における朝鮮人虐殺という、これだけ明白な歴史の事実を、知事は認めないのですか。知事の明確な答弁を求めます。


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